ファミラボレポート

かたづけは、楽しい時と楽しくない時がある。
 一人の生徒から発せられた、とても興味深い言葉。
 子供たちにとって「かたづけ」とはどのような存在であるのか。
 この一言に凝縮されているように感じられる。  

 「メンドクサイ」「出来ない」「苦手」
 かたづけに対するネガティブな印象を子供たちはやはり抱えている。
 それと同時に「スッキリする」「気分が良くなる」「大切なこと」など
 ポジティブな面も子供たちは抱えているということがこの言葉から伝わってくる。

 2011年10月25日と11月17日の2日間。スッキリ・ラボの活動の1つとして、
 「かたづけの達人」クラスがNPO法人東京コミュニティスクールにて行われた。

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 子供たちはとても素直である。
 興味のあることには一生懸命。興味の無いことには無関心。
 子供たちの表情を見れば、すぐにその様子が伝わってくる。

 かたづけの達人 小松氏の授業はそんな子供たちの興味を引き出す要素が
 随所に散りばめられている。

 子供たちの興味を引き出すためのキーワードは2つ。 
 「言葉の響き」と「ゲーム性」
 小松氏はこの2つをバランスよく織り交ぜながら授業を展開していく。

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整理と整頓は別の言葉
 この小松氏の言葉に、子供たちの関心は大きく引きつけられる。
 難しい言葉よりも、身近な言葉に対して子供たちは大きく反応を示す。
 
 「物の量を減らすのが整理。物の置き場所を決めるのが整頓。」
 身近な言葉の意味を改めて考えることで、子供たちはかたづけに関する理解を深めていく。
 大人でも、整理整頓の本当の意味を正しく理解をしている人は少ない。
 整理整頓の言葉の意味合いを知ることだけでも、かたづけの認識はガラリと変化する。

 「そして次に大切なのが "ゲーム性" です。」と小松氏は語る。
 子供たちはゲームの達人。
 日々の出来事の中に「ゲーム性」を見出すと、取り組む姿勢はガラリと変わる。
 
 「かたづけの達人」クラスでは、生徒たちがチームを作り、「どこのチームが最もキレイにかたづけを
 行うことが出来るのか」といったゲーム性を取り入れている。
 仲間と協力して取り組むという「ゲーム性」に子供たちはすっかりやる気まんまんの様子だった。

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楽しみながらかたづけを習慣化させること
 かたづけというテーマは、ごく身近であるがゆえに、
 なかなか意識を変えて取組むことの出来ない物でもある。

 それは大人にとっても、子供にとっても変わらない。
 一人でかたづけを行うのではなく、仲間と共に期限を決めて、ゲーム感覚で取り組む「かたづけ」
 かたづけの新たな捉え方を得た子供たちは活き活きとしていた。

 「楽しみながらかたづけを習慣化させることが大切です。」小松氏はこのように述べる。
 かたづけは自分一人で黙々と行うものという認識から、人と関わり合いながら、楽しんで行うもの
 という新しい価値観を感じさせてくれる授業だった。

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 授業が終わると、かたづけの達人の周りには子供たちの行列が出来上がる。
 授業の中で小松氏がプレゼントした「かたづけの達人バッジ」にサインを求める列である。

 「色々な方が講師として授業を行なっているのですが、
 サインを求める列が出来るのは 初めてのことです。」理事長の久保氏はそのように語る。
 近寄りがたい達人ではなく、親しみやすい達人。
 まさしく小松氏の人柄の良さが伝わる授業後の風景となった。


最新情報

 子供たちにとって「かたづけ」は「やらなきゃいけない」という意識はあるものの、
 なかなか自発的に取り組めないテーマの1つでした。

 今回「かたづけの達人」クラスを通じて、子供たちはかたづけに向きあうきっかけを得ました。
 今後は、行動を習慣化できるように私たちも見ていきたいと思っています。

 また授業を通じて、子供たちの中に「共通言語」ができたのも良かったですね。
 今回の授業の中で出てきた「達人の言葉」を共有しながら、かたづけへの意識付けを
 継続して行っていきたいと思っています。

 結果を残している大人の姿を見てもらうことで、子供たちにエネルギーを感じ取って
 もらうことが達人クラスの大きな目的の1つです。
 今回もたくさんの良い刺激を子供たちに与えることが出来たと思っています。

 NPO法人東京コミュニティスクール http://tokyocs.org/
 当日の様子はこちらから!
 

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 取材:4colors Design http://4colors-design.com